筆者はコンサルタントやストラテジストを主に事業を営業しておりますが、ここであんまり良くないなぁと思うことをふと考えた時期があります。
コンサルタントもストラテジストもエンジニアもデザイナーも出来高や人月単価なので、収益としてはフローとなってしまい、収益の安定性が見込めないんです。
これは派遣業なんかを営んでいる法人でも同じですよね。
筆者の場合はまだ年間包括契約にしてくれるクライアントがいたりとパッと見はストックに見える構造にはなっています。
が、もしキャンセル料を払って解約といきなりなったら収益が無くなります。
何の拍子か忘れましたが、これ怖いなぁと思ったのです。
で、筆者の場合は仕事はマーケティングコンサルタントとかストラテジスト、ビズデブをやっています。
って事で安易に自分でサービスを持ってしまえばいいかと沢山アイデアが眠っているドライブをのぞいて、これなら自己資本で安く立ち上げいけるなと思ったのを現在ローンチに向けて動いています。
今回はそのサービスで特許を自分で申請してみたので、そのフローを書いていこうと思います。
目次
やった人間は言えます。
できます。
ただ、めんどくさいのと結局出願までを自分でやっているだけなので、その後の審査官との折衝も考えるとお金に余裕があれば特許法人に依頼した方がいいです。
自分でやったフローはこんな流れです。
まず特許申請に必要な書類は以下五点です。
① 願書
② 明細書
③ 特許請求の範囲
④ 図面
⑤ 要約書
これらの書類の雛形はこちらのサイトからダウンロードができます。
https://www.pcinfo.jpo.go.jp/site/2_appl/2_hina/index.html
雛形通りに進めればある程度、契約やら色んな書き物を自分で経験してきた方は自分で書けると思います。
ちなみに特許法人に依頼すると30-50万くらいこの段階だけで費用が発生すると思っておいた方がいいです。
筆者の場合は、ビズデブ業務の中で散々特許やら商標やらの申請をしてきていて、その書類も保有しているので、それらを参考に記載しました。
図面なんかは色んな特許を見ていても結構テキトーですし、作成はそこまで手こずらないのではないかなと思います。
インターネット出願ソフトも上記リンクから飛べるサイトで用意されてますし、個人が申請するケースも結構見込んでくれているのかなと感じました。
正味、雛形に沿って書類を作成してマイナンバーカードで申請すれば一先ず終わりです。
特許は必要あるのかなと申請前にだいぶ考えました。
結果、今回の筆者の場合は経験のためにやってみるかと申請したので、特段通らなくてもいいかなーと考えています。
でも特許を取ることのメリットは大きいです。
大まかには、
特許保持者は類似品・模倣品を持つ者に対して、売るな!と言える差止請求権、使うなら金払え!と言える損害賠償請求権、という権利を持っています。
最近では大手企業にはパテントトロールと呼ばれる類似製品を探して訴訟をしたりするケースも増えています。
また、特許を取得するには新規性が必要となり、自社の商品・サービスであったとしても世に出てから時間が経っているとその商品の新規性は失われます。
制度上は、発売から6ヶ月以内に特許を出願しなくてはならない、とされていますが、発売後は他社に発明を知られるリスクがあるため、しっかりと発売前に特許を出願しておく必要があります。
手間でなければ筆者のようなビズデブを生業にしている方はアイデアが創出された段階で特許を取得しておいた方がいいのかもしれません。
今回の筆者のケースでいくと、アイデア自体は何年か前から持っていて、実現できるかの検証を全くしていなかったのですが、暇ができたので暇つぶしにやってみたら実現出来て、ビジネスになるなと思ったので申請しました。
自分で申請したとしても、特許も無料ではないので、ビジネスになるかどうかは筆者の場合は考えています。
フリーランスでストック収益を持つことは大変です。
もちろん不動産や株、配当などでストック収益を持つことは安易に可能ですが、何の面白みもないですよね。
筆者は自分の得意としている事業ドメインから派生して色々な事業アイデアを持っていますが、それらを自分でやってみれば収益構造の内、ストックは増やせるかなと思い、今回の特許申請に至りました。
自分の得意分野から考えて普段使ってる自作ツールとかがあればそのままビジネスにならないかな、特許申請しておこうかなと一度でも考えたことのある方は、申請は自分でも簡易に出来ますのですぐにでも申請しましょう。